2020/10/09 13:44

晩酌すたいるの活動の1つである「子ども食堂支援」ですが、その寄付先として考えている京橋こどもカレー食堂でお話を聞いてきました。

京橋こどもカレー食堂は、地域の方によるボランティアと寄付で運営されています。
京橋の飲食店のなかには、レジ横に子ども食堂の募金箱を置いているお店が見受けられるのですが、このような活動により集まった資金で賄われています。
↓現在、京橋の150店舗ほどの飲食店に置かれています。

現在、京橋こどもカレー食堂は毎月第1・第3火曜日の月2回の開催。
中学3年生以下の子どもは1食1円で、「ごちそうさま」をいうと返金され、付き添いの大人は1食300円。
カレー作りは、周辺の飲食店の料理人さんが持ち回りで担当されています。
現在は10名以上の料理人さんが協力されており、毎回違ったカレーが楽しめるようになっています。
今までは京橋にあるホテル会場で行われていたそうですが、いまはコロナの関係で、場所は飲食店さんの善意で順番に提供されています。
↓見学の日は、炭火焼き みや澤さんが、場所を提供されていました。

お店は通常営業されているので、一般のお客さんもおられます。
18時をすぎると、子ども達がぞろぞろとお店にきて、いろんな年齢の子ども達同士で談笑しているのが印象的でした。
「レジ横の募金箱で、運営費ってまかなえるものなんですか?」と聞いてみると、運営の代表をされている江川さんは「こういう活動をやってるってことを知ってくれた人は募金をしてくれますかね。地元の人が多いですね」と話してくださいました。
運営のすべてが、地元の人のやさしさで成り立ってるんだなぁとしみじみ感じました。
さらに江川さんは「子ども達も楽しみにしてくれているし、子ども達にとって良い思い出になってくれたらいいなと思ってます。そして大人になった時に、あの時よくしてもらったから、今度は自分が人のために動こうって思える大人になったらええなぁと思ってやってますね」という話も聞かせてくれました。
今回、なぜ晩酌すたいるの活動の1つに子ども食堂支援を入れたのかというと、私は看護師として小児科や産婦人科で働いていた経験があるのですが、そこで女性の貧困問題も多く見てきました。
親の経済的な理由から、施設に入ることになった赤ちゃんも少なくありませんでした。
もし、食べることに困らない世の中だったら、また違った未来を迎えれていたかもしれません。
そのような経験から、子どもの貧困問題に対しては、ずっと自分も何かしたいなぁという気持ちは持っていました。
そして、支援活動を決意するきっかけとなったのは、晩酌すたいるを立ち上げる前に、京橋の串カツ屋の店主とお話する機会があったのですが、その方から「京橋の子ども食堂の活動を手伝ってて、、、」という話を聞いた時です。
というのも、その話を聞いたのはコロナ真っ只中の時、飲食店にとっては先行きが見えない不安が強い時だったと思うんです。
それでも、子ども食堂支援の話をされていたのが、非常に印象的でした。
その時に、今まで「経済的に余裕ができたら寄付をしよう」「いつか寄付とかしたいな」と思いつつ、結局なにも行動にうつしていない自分にも気付きました。
振り返ってみれば、毎月100円でも寄付をしようと思えば、いつでもできたはずなのに。
「いつかやろう」「お金に余裕ができたらやろう」と先延ばしするよりも、少額でもいいから継続可能な形で寄付する方法を考えようと思いました。
そのため「晩酌すたいるの売上の一部を子ども食堂に寄付する」という取り組みからはじめていきます。
京橋こどもカレー食堂の江川さんは、大阪の子ども食堂などを運営している団体とも色々つながりがあるとのことで、余った寄付(食材含む)はその団体に振り分けたりもされているそうです。
また、晩酌すたいるの今後の活動に関しても、「手伝えることがあれば手伝うので言ってください」と言ってくださったので、色々と相談させていただきながら進めていこうと思います。
【いろんな地域の職人さんが作った商品を紹介し、その売上の一部をその地域の子ども食堂に寄付する。】
この繰り返しを1つ1つの地域で行っていくことで、少しでも地域活性、子ども食堂支援の活動ができたらなと思っています。
ここはアンバサダーの方とも相談しながら、進めていきたいですね。
もし活動に興味のある方、「手伝いたい」という方おられましたら、お問い合わせフォームからご連絡いただけると嬉しいです。